2011年5月21日土曜日

[INFO] Droid X ROM LIBERTY 2.0

Droid X用のCustomROMを導入してみました。いろいろあるけど、なんとなくLIBERTY 2.0を選んでみることに。オリジナルのKERNELで動作するROMなので導入も安心です。本体はdroid forumの該当スレからダウンロードするとして、Liberty Toolboxなるものは、有料版と無料版があり、多少使える機能もちがうのですが、無料版で十分だと思います。ToolboxはMarketからダウンロードできます。

まずは、バックアップから、すでに導入済みであるDroid X Bootstrapperでclockworkmodをrecoveryにflashしてからrecoveryを起動。現在のROM全体をバックアップしておきます。バックアップがおわったら、再起動して、LIBERTY2.0のzipをダウンロードして/sdcardにコピー。 もう一度clockworkmodへ再起動します。

該当スレ(こっからダウンロード)
http://www.droidforums.net/forum/liberty-rom-dx/137375-liberty-rom-v-2-0-a.html

clockworkのメニューからdata/cacheをクリアしておきます。それから、LIBERTYのzipを選択してインストールします。インストールが完了したら再起動しますので、bootロゴがLIBERTYのものに変更されているのを確認して完了です。

次に、MarketからLiberty Toolsをダウンロードしてインストールします。LIBERTYではこのToolからテーマの変更やROMのアップデート、テーマに合わせたデザインのアプリ等がダウンロードできますし、その他、ストックのROMでは変更できないようなシステムのプロパティにアクセスできます。


あまりにいじれる項目がたくさんあるので、紹介しきれませんが、かゆいところに手の届くROMといえますね。あと、設定メニューの項目が日本語リソース用意されているので。Localeを変更すると、日本語表示がされます、こまかいところですけどうれしいポイントですね。

飽きたら、clockworkで一発で戻せますから、自己責任で!楽しんでください。

# Droid X Bootstrapperは探せばそこらにおちてますんで、MarketでDonate版買わなくてもOKです。

2011年5月15日日曜日

[INFO] Droid X and Japanese Locale.

Droid XはVerizon等が販売しているCDMA2000の端末で、日本では販売されていません。auからなら出る可能性はあるのかもしれませんが、そういう話は聞きません。当然、設定できる言語環境は限られてくるわけですが、デフォルトでは、英語とスペイン語のみが選択できます。

多くのAndroidは、アプリレベルで多言語化のためのファイルを持って、システムロケールにあわせて、表示文字を変更できます。ただしシステムで選択できないロケールに変更するにはMorelocale2等のアプリを導入する必要があるのですが、Droid XではMorelocale2がうまく動作しません。

そんなわけでいろいろMarketを覗いてみていたところ、Custom Localeなるアプリを発見。pre-defined-localeを選択すると、様々なロケールに対応できます。ここでja_JPを選択して、Set localeすることで、日本語リソースをもつアプリは日本語が表示できます。ただし、stock ROMでは設定メニューの内容は英語のままでした。リソースが用意されていないのでしょう。

再起動すると設定をわすれてしまうので、再度設定が必要となりますが、アプリを起動してロケールを選択するだけですので簡単です。

<Custom Locale>
https://market.android.com/details?id=com.mhoffs.customlocale&feature=search_result

そろそろ公式のGingerbreadへのアップグレードの噂も聞こえてきました。その前に少しCustom ROM等で遊んでみるつもりです。

2011年5月14日土曜日

[HOWTO] Install clockworkmod for Droid X and full-backup.

[HOWTO] Install clockworkmod for Droid X and full-backup.

Droid Xを購入してから、すぐにNexus Sを購入してしまったので、ほとんど漫画ビューワと
化していましたがw、標準のROMにもあきてきたので少しカスタマイズやっていこうかと思います。
まずは、なんといってもbackupですね、いろいろbackupするアプリはありますが、基本はrootです。
rootは簡単にとれます。z4root一発です。z4rootはMarketからは消えましたが、探せばいろんなところに
落ちてますので、それを使いましょう。

※Stock ROMのバージョンは2.3.340が前提です。

さて、backupですが、Nexus Sでもお世話になっているclockworkmodがよさそうなので、これを使うことに
します。DroidのTips等をしらべるとflash_imageを利用するものが多く見られますが、エラーでrecoveryに
書きこむことができません。MarketにはDroid X Bootstrapというツールがあって(有料)それを使えば
簡単にclockworkmodをインストール可能ですが、出来ればタダwでやりたいのが人情というもの。

まぁ、普通にGoogle先生に聞けばapkが上がってるアップローダがワラワラ出てきます。DroidXBootstrap.apkで
検索してみましょう。みっけたらdownloadしてsdcardにコピーします。ASTRO等のファイルマネージャで
インストールもしくはadbでインストールしたら、起動します。異常にシンプルな画面が表示されますが
Bootstrap Recoveryを選択してOKのダイアログがでたら、Reboot Recoveryでclockworkmodの画面に入れます
あとは、いつものように、backup and restore を選択してbackupをします。

backupとれたら再起動します。なぜか、adb shellで端末にアクセスするとはじめっからrootになってます
次回からは/systemをadb remountでrwにするのも楽ですね。動作についてよく知りたい人は下記のページを
読むといいでしょう。

http://www.koushikdutta.com/2010/08/droid-x-recovery.html

2011年5月5日木曜日

[DEV] Nexus S build custom kernel (2.3.4 base)

2.3.4のkernelがgoogleからリリースされましたね。基本的にはNexus S4G対応や、LCDディスプレイをもつNexus Sへの対応がメインのようです。あといろんなBugFixですね。

これまでkernelをいろいろいじくって遊んできましたが、満足度がたかくて効果的だったのは、Voodoo-sound対応、BLN対応、ext4対応、色温度D65->8500K対応、くらいでした。逆にあまり必要性を感じなくなってしまったのが、Overclocking、CPU・IOスケジューラ変更でした。Overlockingもたしかにベンチマークや体感は高速になりますが、消費電力が上がってしまうのと、安定度が多少落ちる印象でした。スケジューラまわりははっきり言って体感も出来ませんでしたし、BFS等は安定度が低くなる印象でした。

今回はOverclockingとCPU/IOスケジューラ変更はやらずに、以下の方針で行くことにします。基本的に初期のNexus SなのでSuper AMOLEDのディスプレイのもののためのkernelとします。現在は4G(Wimax)対応とかLCDディスプレイとかいろいろありますけどね。。

1.Voodoo sound patch
2.BLN
3.ext4 (kernelは関係ないです)
4.D65->8500Kへの色温度変更
5.起動ロゴ変更w
6.TUN/TAPサポート

BFQあたりは適用してもいいかもしれないですが、なるべくノーマルに近い構成で、消費電力等をチェックして行きたいと考えました。実際、2.3.4のノーマルkernelだと消費電力が抑えられたような印象があります。全部入りがほしい人はNetarchyさんとかのkernelいれればいいですね。今回も必要なpatchの生成はNetarchyさんのkernelからいただきますw。

まず、2.3.4のオリジナルkernelをダウンロードしてきます。
git clone git://android.git.kernel.org/kernel/samsung.git
次にNetarchyさんのkernelをダウンロードして、patchを生成します。
git clone https://github.com/netarchy/nexus-s.git
cd nexus-s
git format-patch remotes/origin/android-samsung-2.6.35
(生成されます)
いただくのは
0041-Voodoo-sound-v8.patch
0042-initial-bln-support-v4.patch
でOK。オリジナルのディレクトリに移動してgitでpatchを当てます。
#必ずしも同じファイル名のパッチとはかぎらないので注意してみてください。
git am ../nexus-s/0041-Voodoo-sound-v8.patch
git am ../nexus-s/0042-initial-bln-support-v4.patch
次に、BootLogo、ext4 hack導入、色温度変更、起動ロゴ変更、TUN/TAP導入ですが。以前のエントリと同じなので省略します。知りたい人は以前のエントリ見てください。

ビルドしてから、いつものようにramdiskイメージを作成して、bootイメージを作成します。
make herring_defconfig ARCH=arm
make menuconfig ARCH=arm
(TUN/TAP等をここでenableに)
そしてビルド
make -j2 ARCH=arm CROSS_COMPILE=/home/somewhere/android/prebuilt/linux-x86/toolchain/arm-eabi-4.4.3/bin/arm-eabi
zImageができたら、bootイメージを作成します。
mkbootimg --cmdline 'console=ttyFIQ0 no_console_suspend' --kernel zImage --base 0x30000000 --pagesize 4096 --ramdisk new.ramdisk.image.gz -o creamsboot234.img
できあがってboot.imgで普通に起動できるようであれば、これを適用します。同時にbcm4329.koも適用します。自分はdefault.propのro.secure=0にするramdiskイメージを用意することで、adb remountで/systemをrwでリマウントしやすくしてます。ro.secure=1な状態の人はbcm4329.koを入れるには/systemをrwでリマウントしてくださいね。
adb reboot bootloader
fastboot boot creamsboot234.img
adb remount
adb push bcm4329.ko /system/modules/
adb reboot bootloader
fastboot flash boot creamsboot234.img
fastboot reboot
のように、はじめに新しいkernelで起動してみて、その状態で/systemをrwでリマウントし、bcm4329.koをpushしてしまいます。その後boot領域にflashして完了です。

以上、試す場合は、くれぐれも自己責任でよろしく。