2011年6月30日木曜日

Galaxy S2とLauncherProとバッテリ消費

バッテリ消費が異常に早くなくなるのはなぜだろうと、いろいろしらべてみたんですが。おもにS1時代のブログの記事とかが多くヒットしました。よくあるのがlauncher系がandroid.process.acoreを暴走させるってやつみたい。で、気になってBattery MixをMarketからダウンロードして、「基本プロセス非表示」のチェックをオフにして、100に充電したうえで、ログを消去→就寝。という流れで、朝、ログを確認してみると。。


まじかー。

このグラフ積算じゃなかったよな!?いわゆるandroid.process.acoreの暴走ってやつなんですかね。これだけではacoreが食ってるってことしかわからないので、どのプロセスがacoreをつかんでるか表示するアプリをいれてみました。MarketだとFreeMemory Cleanerが分かりやすい表示でよかったので、推しておきます。

で、FMCによると、やっぱりacoreを一番つかんでいたのは、LauncherProでした。気に入ってるのだけど、ちょっとこれでは実用にならないので、純正に戻してみることにしました。「ホーム切替」なるアプリがはじめっからインストールされてますので、それで。起動しただけだと、プロセスがのこるみたいなので、設定変更から、「初期設定に戻す」をやったあとに、起動したいLauncherを選んで起動します。その後一回リブートしたら完了です。

まぁ、これでしばらく様子をみてみます。

バッテリ消費については、こう言ったアプリのお行儀を正す以外にも、kernelやドライバ周りでも調整できることがあります。CPUやGPU周りの動作クロック等の調整になると思いますが、このへんは今後のネタにとっときましょうw。

SCS2は動作速度にほぼ不満がないので、稼働時間をなるべく長くするhack等やってみたいですねー

あとLauncherProの名誉?ために書いておくと、もしかしたら、Twitter/Facebook Widgetを使わなければ、こう言った状況にはならないのかも。これはまだ検証してないので、あくまでカンですけどね。


追記:
うーむ、しばらく充電しないで普通にしてましたが、ちょっとよくなったかな程度でした。。やっぱりUV系の調整しないとだめかー

2011年6月28日火曜日

[HOWTO] Galaxy S2 SC-02C custom boot splash

とりあえず、kernelが安定的に焼けるようになったので、弄り始めてます。で、最初はお約束のboot logoの変更です。Nexus Sでやったときと同じ手法でやってみました。やり方はほぼ同じです。

Update:2011/08/12
以前の方法で下記のフッタを追加してましたが、SGS2では必要ないようです。これだけで4Mぐらい変わりますので。
cat end_logo.h >> my_logo_rgb24_wvga_portlait.h

cd drivers/video/samsung
vi s3cfb_ops.c
以前に作成したロゴデータのヘッダをincludeします。ロゴデータの作成方法などは書きのURLを参照してもらうとして、
http://creamsnexus.blogspot.com/2011/02/change-nexus-ss-boot-splash-image.html
s3cfb_ops.cの
    115       u8 *logo_virt_buf;
    116       logo_virt_buf = ioremap_nocache(bootloaderfb, fb->var.yres * fb->fix.line_length);
    117       /*memcpy(fb->screen_base, logo_virt_buf, fb->var.yres * fb->fix.line_length);*/
    118       memcpy(fb->screen_base, LOGO_RGB24, fb->var.yres * fb->fix.line_length);
    119       iounmap(logo_virt_buf);

このあたりを修正しただけです。LOGO_RGB24がヘッダで定義されている画像データそのものです。どうしてもdocomoのロゴは消せなかったのですが、以前Googleロゴが消せなかったようなもんです。まぁ、もう少しコード見れば何とかなるかもしれないけど。とりあえずはこれで、ささやかな主張ですw。

それはそうと、某所でS2のstockのzImageを拾ったのですが、initramfsをextractしてみると/tmpがありましたね。自作initramfsだと作り忘れてましたので、追加しておきました。ただ、supercurioさんのinitramfsコレクションwを見ると/tmpないinitramfsも結構ありますね。

で、以下youtubeに動画あげてみました。これはGalaxy Tabで撮影してみました。


2011年6月27日月曜日

[TEST] NTT docomo SC-02C Galaxy S2 自作kernel起動(rooted)

前回までビルドしたKernelは起動はするもののWIFIが使えない状態で、設定からもエラーが確認できました。initramfsにおいたモジュールは実機から取り出したものなので、それがまずいのかもしれません。version magicとかはあわせたんですけどね。

というわけで、モジュール類はすべて新規ビルドしたものと入れ替えることに。initramfsの/lib/modulesのものをすべていれかえてからmake cleanしてビルドしなおしです。
  OBJCOPY arch/arm/boot/zImage
  Kernel: arch/arm/boot/zImage is ready
  Building modules, stage 2.
  MODPOST 6 modules
  CC      drivers/bluetooth/bthid/bthid.mod.o
  LD [M]  drivers/bluetooth/bthid/bthid.ko
  CC      drivers/media/video/gspca/gspca_main.mod.o
  LD [M]  drivers/media/video/gspca/gspca_main.ko
  CC      drivers/net/wireless/bcm4330/dhd.mod.o
  LD [M]  drivers/net/wireless/bcm4330/dhd.ko
  CC      drivers/samsung/j4fs/j4fs.mod.o
  LD [M]  drivers/samsung/j4fs/j4fs.ko
  CC      drivers/samsung/vibetonz/vibrator.mod.o
  LD [M]  drivers/samsung/vibetonz/vibrator.ko
  CC      drivers/scsi/scsi_wait_scan.mod.o
  LD [M]  drivers/scsi/scsi_wait_scan.ko

出来上がったkernelは7Mくらい。heimdallで焼きこみます。heimdallはGalaxyS2対応という1.2.0がリリースされていますので、GUI使っている人はこの機会に入れ替えておきましょう。自分もGUIからアップデートしてます。

で、結果は。OKでした。WIFIもワンセグも問題ありません。insecureなのでadb shell直後にrootが取れます。ここからはSuperuser.apkとsuとbusyboxをいれれば完了ですね。busyboxはいつも言うけどz4root付属のがipv6対応してていい感じです。


su-2.3.6.1-ef-signed.zipを落としてきて展開

adb remount (systemパーティションをrwでリマウント)
adb push Superuser.apk  /system/app
adb push su /system/bin
adb shell
cd /system/bin/
chmod 6755 su

再起動したらOK。ターミナルappとかからsuしてみてダイアログがでればOK。busyboxはz4rootのから抜いたのがあればそれを用意。

adb push /system/bin/
adb shell
cd /system/bin
chmod 6755 busybox
busybox --install -s /system/bin/ (各種コマンドのシンボリックリンク作成)

で完了です。ためしに

busybox ifconfig

でeth0あたりにv6のリンクローカルあたりが見えてればOK。kernel入れ替えてみて明らかに変わったことが1点。はじめに非常にきになっていた、コントラストが強すぎるような現象が改善しました。これは、どういうことなのか調べていないのでわかりませんが。GalaxyS2はシャープネスなどまでsysfsで制御できるようなので、そのパラメータが変化したとか、そういうことなのかもしれません。

いずれにせよ、自分としてはガンマが少し持ち上がった感じで、黒つぶれが改善した用に見えます。これだけでも、kernel入れ替えた価値あるかなと。というわけで、今は明るさ自動調整で使ってます。

さて、次はストックkernelをどうするかだなぁ。もう一台かうかなぁw。

2011年6月26日日曜日

SC-01C Galaxy Tab 入手!

なぜか入手w。いや、マンガ読んだりWEBみたり。おおきいのっていいんです!。とりあえず、ドのーまるなわけですが。これから弄るネタになりますね~。以前から携帯端末でマンガや動画みてましたが、手持ちの中ではDroid Xの4.3inch液晶が最大で、それでもけっこう満足してたんですが、やっぱり7inchの大きさは伊達じゃないです。

当分はS2で頭いっぱいですが、じわじわとroot -> kernelという感じでやっていきます。そうそう、以前テザリングの記事かいたことあるんですが、その記事割とアクセスあるんですよね。記事を書いたときのファームだと、何も考えずにUI呼び出して設定すればOKだったんですが。いまは状況がちがうようで、特に2.3が出てからは不具合などの話もききます。

さてTさんにどうやってお礼しようか悩む。。

EPSON R-D1 Noctilux 50mm F1.0

写真のケースはamazonで買ったAcaseなる会社のビンテージレザー使ったものです。割といい感触で気に入りました。

[TEST] NTT docomo Galaxy S2 SC-02C kernel ビルドの続き

前回作成したzImageは、自分でSC-02Cからadb pullで抽出したファイルをベースにした
initramfsを含んでいますが、そもそもzImageがちゃんと作成されているのかどうか
チェックしてみました。チェック方法としては、

1.既存の手法をつかってinitramfsをExtractできるか?
2.version magicはinitramfsにある*.koとマッチするか?

といったところをチェックしてみました。まずinitramfsのExtractですが、TwitterをzImage
で検索してたときに見つけた@chromarockさんのgithubからinitrampickerを落として使わせて
もらいました。
https://github.com/chromabox/initrampicker
このツールはlzo圧縮されている対象にも有効なのでお勧めです。自分はgrepとか
ddとかの従来の方法で抜いてましたが、initrampickerのほうが圧倒的に楽なのでw。

で、そうなんです、GT-I9100のソースはそのままビルドするとlzoなんですね。
さておき適当なディレクトリにgit cloneしてビルドします。
mkdir initrampicker
cd initrampicker
git clone https://github.com/chromabox/initrampicker.git
make
できたら実行
$ ./initrampicker ../zImage ./initramfs.cpio
initram picker 1.00.00
check zimage file...
zimage LZO compressed.
zImage size 7249932, offset 6248
decompress file...
lzop: tempdec00.lzo: warning: ignoring trailing garbage in lzop file
lzop -d  tempdec00.lzo
 returncode 512
decompress success.
check cpio image file...
pickup cpio file...
found end marker file...
pickup cpio success.
うまくinitramfs.cpioがextractできたようです。さて展開できるかやってみます。
展開用のdirectoryをつくってそこに展開です。
mkdir test_cpio
cd test_cpio
cpio -ivmd --no-absolute-filenames < ../initramfs.cpio
..
.
initramfsの内容は問題ありませんでした。次はversion magicの確認です。modinfoコマンドで
ビルドされたモジュールをどれでもいいので確認してみます。
$ modinfo ./j4fs.ko
filename:       ./j4fs.ko
depends:       
vermagic:       2.6.35.7 SMP preempt mod_unload modversions ARMv7
ちなみにinitramfsに配置してある、SC-02Cから抜き出したオリジナルは
$ modinfo j4fs.ko
filename:       j4fs.ko
depends:       
vermagic:       2.6.35.7-SC02COMKF2-CL257138 SMP preempt mod_unload modversions ARMv7
なるほど、ビルドしたものにはLOCALVERSIONが無いですね。これでも大丈夫なような気もするけど
一応このあたりをあわせこんで見ましょう。kernelのツリーのトップに戻って
make menuconfig
  --> General setup
     --> Local version
の部分に
-SC02COMKF2-CL257138
を指定してみます。それから、CONFIG_LOCALVERSION_AUTOはいらないかもね。exitでsaveして抜けて。makeしてから、もう一度modinfoしてみると。
$ modinfo ./j4fs.ko
filename:       ./j4fs.ko
depends:       
vermagic:       2.6.35.7-SC02COMKF2-CL257138 SMP preempt mod_unload modversions ARMv7
今度はOKなようです。zImageも更新されています。さて、焼いてみるかなぁ。。

2011年6月25日土曜日

[TEST] NTT docomo SC-02C Galaxy S2 initramfs作成とzImageビルド

オリジナルのkernelを抜くには、どうしてもrootが必要なわけで、rootをとるにはオリジナルでないkernelを焼くしかない現状では、オリジナルkernel入手は難しいですね。可能性としては、だれかがGingerBreakみたいなexploit codeを実行できるようなセキュリティホールを見つけるぐらいしか無いってことでしょうかねぇ。

なにかいいアイデアはないものか。。とりあえず、オリジナルkernelビルドの続きをやることにします。

前回は、initramfs抜きのzImageを作成しましたが、今回はかなり強引にinitramfsを準備してみます。参考になるのは下記のURL。supercurioさんのUPしてるinitramfsです。
https://github.com/GalaxySII/initramfs-galaxysii
GT-I9100用のいくつかのバージョンのものと、KOREA版のやつが上がってます。これらを参考に、SC-02Cからadb pullでファイルを抜き出します。はじめに上記のinitramfsたちを落としておきます。
 git clone https://github.com/GalaxySII/initramfs-galaxysii.git
 ..
 .
取り出すファイルなどは下記の感じw
 data/
 dev/
 lib/
 proc/
 res/
 sbin/
 sys/
 system/
 vendor/
 default.prop
 fota.rc
 init
 init.goldfish.rc
 init.rc
 init.smdkc210.rc
 lpm.rc
 recovery.rc
 ueventd.goldfish.rc
 ueventd.rc
 ueventd.smdkc210.rc
ちゃんとサブディレクトリもチェックして、必要なものを全部取り出します。自分がやった限りではpermissionに阻まれることはありませんでした。これらのファイルをinitramfs_sc02c_KF2というディレクトリにコピーします。一部symlinkあるのでそれのリンクの再現も忘れずに行います。その後permissionを同様にあわせます。
       lib
       res
       sbin
       vendor
はサブディレクトリもちゃんと再現しましょう。ほかのディレクトリは空でOK。抜け漏れがないか、gitで落としたinitramfsたちを参考にチェックしておきましょう。大丈夫そうなら、ここでdefault.propをいじってsecure=0(insecure)にしておきます。パラメータいじりたければこのあたりでやっておきます。
vi default.prop
---
#
# ADDITIONAL_DEFAULT_PROPERTIES
#
ro.secure=0
ro.allow.mock.location=0
ro.debuggable=0
persist.service.adb.enable=0
---

さて、これでinsecureなinitramfsが用意できましたw。次にこれを取り込んだkernelの構築です。展開するところから行きましょう。
tar xvfz GT-I9100_Kernel_Gingerbread.tar.gz
cd kernel
この後Makefileのpermissionをいじって、CROSS_COMPILEに指定されるコンパイラへのpath-prefixを指定します。

CROSS_COMPILE   ?= /somewhere/android_dev/arm-2009q3/bin/arm-none-eabi-
次に、defconfigをいじって、先ほど作成したinitramfsの位置をおしえます。男らしくdefconfigをviで編集します。
cd arch/arm/configs
vi c1_rev02_jpn_ntt_defconfig

---
CONFIG_INITRAMFS_SOURCE="/somewhere/android_dev/galaxys2/initramfs/initramfs_sc02c_KF2"
---

cd ../../../
ここまできたらあとはビルドするだけです。前回と同様に。
make c1_rev02_jpn_ntt_defconfig
make menuconfig ( if needed )
make -j2
で、しばらく待って出来上がりです。次回はできあがったzImageを検証してみたいと思います。ポイントは独自kernelと既存モジュールとの整合性(initramfsにはじめから配置されてますから)をversion magicから推測。zImageからinitramfsを抽出できるか?といったところでしょうか。

#そうこうしてるまにXDAあたりで「抜けたぜ!」って報告あるかなー。

この方法はversion magicがちゃんとしないぽいので、試しても焼かないほうがいいかな?

[TEST] NTT docomo SC-02C Galaxy S2 kernel build 。initramfsほしいです。

わすれっぽい自分のために。
世の中は進んでる人もいますが、自分は一歩一歩、たのしんで行きます。で、早速kernelビルドのための情報をあつめていましたが、なんともdocomo版のkernelを確実にビルドする方法はどこにも紹介されていないようで、面倒なのでsamsung opensourceサイトからGT-I9100のソースを落としてきて眺めてみることに。
https://opensource.samsung.com/
GT-I9100を検索してみるとその下にSGH-N033の文字が。これはdocomo版の型番だったような気がしますね。googleで検索してみてもそんな感じ。早速ダウンロード。
unzip GT-I9100_Opensource.zip

.GT-I9100_Kernel_Gingerbread.tar.gz
.GT-I9100_Platform_Gingerbread.tar.gz

tar xvfz GT-I9100_Kernel_Gingerbread.tar.gz
..
.
README_kernel.txtを眺めて、defconfig関連に目を通していると、どうやらdocomo版のソースもこれでOKな感じです。defconfigをざっと眺めただけで、推測にすぎませんが、ファイル名とconfigの内容からして下記のような対応かと考えました。
GT-I9100 : c1_rev02_defconfig         (UK? version)
SGH-N033 : c1_rev02_jpn_ntt_defconfig (Japan version)
SHW-M250S: c1_rev02_kor_skt_defconfig (Korea version)
KOR版にはCONFIG_TDMBが有効になっており、JPN版にはCONFIG_ISDBT_FC8100が有効なことから判断してみました。まぁ憶測ですw。あとc1_rev01_*関連は目をとおしてないですがいらないでしょうね。

というわけで、なにはともあれbuildしてみることに。README_kernel.txtには
http://www.codesourcery.com/
からarm eabiなコンパイラを落としてきて使えとあります。これは以前のエントリでも書いたChina Telecom版のGalaxy Sのkernelをビルドしたときに落としてきたのと同じコンパイラですね。
wget http://www.codesourcery.com/sgpp/lite/arm/portal/package5353/public/arm-none-eabi/arm-2009q3-68-arm-none-eabi-i686-pc-linux-gnu.tar.bz2
これを適当なディレクトリに展開します。次にMakefileをいじって、コンパイラへのパスを通します。
cd kernel
chmod 666 Makefile
vi Makefile
--
CROSS_COMPILE   ?= /somewhere/android_dev/SCH-i909_OpenSource/arm-2009q3/bin/arm-none-eabi-
--
のような感じで編集しておきます。できたらc1_rev02_jpn_ntt_defconfigでビルドします。
make ARCH=arm c1_rev02_jpn_ntt_defconfig
make ARCH=arm menuconfig
menuconfigしたのは、TUN/TAPなどをenableにしようと考えたわけですが、なんと!今回のc1_rev02_jpn_ntt_defconfigはTUN/TAPがはじめからenableでしかもmoduleじゃありませんでした!。これは、、このconfigで当たりwならけっこうすごいことなんじゃないでしょうかね。どっちみにdeviceをオープンするのにrootいるのかなと思いためしに、なにもいじくってない状態のSC-02Cにadb shellしてlsしてみると。。
adb shell
ls -l /dev/tun
crw-rw---- vpn      vpn       10, 200 2011-06-24 00:11 tun
おお!あんじゃん。しかもgroup writableなんだけど!。と前回かいたわけです。ちなみにGalaxy S2用らしいdefconfigたちをCONFIG_TUNでgrepしてみると。
$ grep CONFIG_TUN c1_rev02*
c1_rev02_c1q1_defconfig:# CONFIG_TUN is not set
c1_rev02_defconfig:CONFIG_TUN=y
c1_rev02_jpn_ntt_defconfig:CONFIG_TUN=y
c1_rev02_kor_skt_defconfig:CONFIG_TUN=y
c1_rev02_p6_defconfig:# CONFIG_TUN is not set
c1_rev02_talbot_defconfig:# CONFIG_TUN is not set
こんな感じでした。

#中国版はソースが別みたいなので調べてません。

ちょっと脱線しましたが、最後にkernelをmakeします。
warning : このzImage絶対焼かないように!。initramfs準備してないので起動しません。コンパイルのテストです。

make -j2 ARCH=arm
zImageを作る手前でエラーがでました、lzopが無かったようです、これをapt-getで入れて再度コンパイル
sudo apt-get install lzop
make -j2 ARCH=arm

$ make -j2 ARCH=arm
  CHK     include/linux/version.h
  CHK     include/generated/utsrelease.h
make[1]: `include/generated/mach-types.h' is up to date.
  CALL    scripts/checksyscalls.sh
  CHK     include/generated/compile.h
  Kernel: arch/arm/boot/Image is ready
  Building modules, stage 2.
  LZO     arch/arm/boot/compressed/piggy.lzo
  MODPOST 6 modules
  SHIPPED arch/arm/boot/compressed/lib1funcs.S
  AS      arch/arm/boot/compressed/lib1funcs.o
  AS      arch/arm/boot/compressed/piggy.lzo.o
  LD      arch/arm/boot/compressed/vmlinux
  OBJCOPY arch/arm/boot/zImage
  Kernel: arch/arm/boot/zImage is ready
zImageできましたね、これでもREADME_kernel.txtのとおりにbuildしたわけですが、initramfsが無いので、このzImageは起動しません。UKあたりのinitramfsを参考に構築してみますかねぇ。

initramfsが準備できたら
.configをいじって、
CONFIG_INITRAMFS_SOURCE="path"
のように指定してビルドでいけると思われます。

今日のところはこの辺で。

[INFO] SC-02C NTT docomo Galaxy S2 support TUN/TAP driver!

いまkernelビルドの話を書くべく、いろいろソースをながめていたら、なんとdefconfigの中にCONFIG_TUN=yの文字が!これはと思い、なにもいじくってないSC-02Cにadb shellして確認してみると。。

ls -l /dev/tun
crw-rw---- vpn      vpn       10, 200 2011-06-24 00:11 tun
おお!あんじゃん。しかもgroup writableなんだけど!。
ということはこれを使うアプリあんのかな?dmesgはどんなだ?
dmesg
..

<6>[    0.493374] tun: Universal TUN/TAP device driver, 1.6
<6>[    0.493385] tun: (C) 1999-2004 Max Krasnyansky <maxk@qualcomm.com>
おー

いままで、Droid X, Nexus One, CT-Galaxy S, Nexus S, Camangi FM600などさまざまなAndroid端末のkernelビルドしてTUN/TAPを有効にしてましたが。。

まぁ問題はこのpermissionでオープンできるかどうかなんですがね。

次回はkernelビルドっぽいこと?について書く予定です。

2011年6月23日木曜日

Galaxy S2 購入!

今日は朝から地元のdocomo shopにでかけて、Galaxy S2を購入してきました。10時半過ぎぐらいでしたが、そんなに混んではいませんでした。ちなみに初回、次回の予約分までいっぱいらしく、予約しなければ買えなかったでしょう。とりあえずは、各種設定をしてみてますが、Nexus Sにくらべて圧倒的なアドバンテージを感じるかというと、そうでもないです。1回だけQuadrant計測してみましたが、2900程度のスコアでした。docomoの回線もまだ早いのかどうか、よくわからないですw。

まぁ、ぼちぼちやってきます。

一点きになるのがSuperAMOLED+のディスプレイです。ガンマの調整がわるいのか、暗いところが暗すぎます。調整してもやっぱり暗い印象ですね。もちろん輝度をあげていけばいいのですが、オートの調整を選択すると上記のような印象です。これから選ぶ人は実際にそのあたりを見たほうがいいと思われます。一方同じ800x480のNexus Sとくらべても、精細感は非常に高く感じます。自分は当分オートの設定は使わずに70%程度の明るさで運用してみます。


次はroot取得ですかねぇ。とりあえず、explot codeをつかったものは、ダメっぽいとききましたので、CF-Rootあたりを使うことになるかもしれないですね。できればオリジナルkernelを持っておきたいので、そのあたりを念頭に情報を収集することにします。

2011年6月10日金曜日

World IPv6 Dayおしまい、Galaxy S2 予約

さて、日付も変わって6月10日、全国的にDSでGalaxy S2の予約が開始されますね。次のスマフォはGalaxy S2と決めているので、明日は朝から並ぼうかと。まぁ、実は医者にも行かなくちゃならなくて、休みは取ってあるのだけど、地元のDSは小さいから予約しても発売日に買えるかは微妙なところです。

まぁ、とにかくDual CoreのAndroid機がほしいわけで、何とか手に入れたいところですね。手に入れた暁には、root、開発環境セットアップ、original-kernelビルド等、やることありますねぇーw。DoCoMo版を手に入れるということは、まずrootの壁があるみたいなんで、今のうちから情報収集です。グローバル版Galaxy S2(UK版?)は、いろいろな方がhackしてますから、それを参考にやってみます。

一方IPv6界隈では6/8からWorld IPv6 Dayでしたね。いろいろ問題が出るかもといわれてましたが、普段からほとんどv6-enableなdual-stack環境にいる自分にとってはあまり関係ないなーと思ってました、ところが。。この2日間は、結構な数のISPがDNSにAAAAフィルタをかけたんですねぇ。v6のコネクティビティが無い人には確実にv4でアクセスできるわけで、いいのかもしれないですけど、もともとv6で生活していた人には、「あれ?今日はカメ踊んないじゃん?」ということになるわけです。なわけで、この2日はAAAAを返すDNSを探してそいつを設定したりと、なんだか本末転倒みたいなことをしてたわけです。

仕事のほうでもv6がらみの動きがあって、そこではいかにv6を使うかを考えてるというのに、AAAAフィルタのような措置にはちょっと納得がいかないですねぇ。。しかしほとんど大きな問題も無かったように見えますので、今後はある程度v6化の動きは加速するのでしょうね。

ちなみにAndroidは1.6?ぐらいからv6-enableですね。2.3の標準ブラウザはちゃんとカメも踊るようになりましたしね。そういうわけもあって、Android-kernelをビルドするときは必ずTUN/TAPをenableにしてます、3Gの環境ではトンネル掘るしかv6のコネクティビティを確保できませんからね。Galaxy S2もそうしたいですね。

あ、DoCoMoのSPモードはそういえばPrivate-IPでしたね。トンネル掘る場合は気をつけないとですね。さて、じゃ今日はこの辺で、明日は朝から医者とDSです。おやすみなさい。