2014年5月13日火曜日

いまさらの PR-SC5508 レビュー

いまさら、こんな旧機種のレビューの需要があるとは思わないですけど、記録のために。。

amazonからでかい箱でとどきました、PR-SC5508ですが。早速セットアップしてみました。バックパネルもDHC-80.1と全く同じですね。設定項目やリモコンも同じっぽいです。なので、さくさくっと配線も完了。初めての音出しです。

まずは、ファームのアップデートですね。これはONKYOのサポートページから、2010年製品のアップデータのダウンロードができますので。

PR-SC5508のファームウエア

こちらから落としてUSBメモリに展開してコピーします。もちろんEthernetつなげばネットワーク経由でもアップデート可能です。5分程度でアップデートは終わります。DHC-80.1のときの初期ファームは結構不安定でしたので、まずはアップデータがあるならアップデートから始めるといいと思われます。

それから、音響のセットアップですが、PR-SC5508にはAudysseyが採用されていますので、距離、音量、クロスオーバーなどが総合的にセットアップされます。PR-SC5508搭載のモノはDHC-80.1とは少しちがってて、サブウーファーのレベルを先に75dbにあわせたりするフェーズがあります。付属のマイクロフォンを正面のパネルの中のマイクジャックに差し込むと、Audysseyモードになります。スピーカーの数とかも判別されます。

全部で8カ所にマイクを移動させ、測定をします。5.1chでだいたい30分弱はかかりますので、時間がないとできませんね。。3カ所や6カ所の測定でも完了させる事ができるのですが、8カ所やるとやはり空気感やスピーカのつながりが明らかによくなります。なので、8カ所やりましょう。

自分の部屋は少しの定在波があるのか、センターの音量がどうしても小さく設定されてしまいます。視聴位置では音響的な不快感のある響きはないのですがね。。そんなこんなで、結局設定値を自分でいじる事にしましたw。ホワイトノイズをフロントから出して、なるべくセンターと音圧を会わせるような感じに聴感であわせ込みます。リアとのつながりは自動セットアップの設定値そのままで行けました。

視聴テストのソフトは、「GHOST IN THE SHELL ARISE 1」です。この作品は音楽がコーネリアスということもあって、独特のサラウンド感にあふれたサウンドデザインがなされています。積極的にサラウンドスピーカやバックスピーカに音を割り振った感じで、音に包囲されている感じがよく出ています。ちょっとだけ見るつもりが結局最後まで見てしまったw

冒頭の墓地での雨のシーンは、包み込まれるような雨音に感動です。さすがDolby True-HDといったところでしょうか。キャラクターがセンターにいるときの台詞の音圧、右や左のサイドにいる場合の音圧もマニュアルで設定したおかげか、違和感無くつながってます。(せっていをしくじるとセンターだけ台詞が小さくなったりします)

DHC-80.1との音質の差は僅差ですが、PR-SC5508のほうが安定度があるように感じます。シャシーはちがいますので、その辺りの差が出ているのも知れません。音的にはどちらもバーブラウンPCM1795という32bitのタイプのDAチップを使っていますが、非常に鮮度の高い解像度重視の音質ですね。サラウンドの音として全く不満がありません。

最新の音声フォーマットに対応していて、Blu-rayやDVDやデジタル放送などの音声にも完全に対応してます。これが7万きっているのであればかなりお買い得だと思いますし、すでに、2chでオーディオ用のシステムを組んでいる人にも(SSPモードがあれば)お勧めしたいです。あと、BDプレイヤーがHDMI2系統もってて、音声と映像を分けられる機種使っている人なんかも狙いめかも、AVセンターのHDMIに期待しなくていいですからね。ってもうディスコンですけどねw

自分的には32bitのDAチップと、最新の音声フォーマットに対応していればこの世代のものでも最新機種に劣らないと感じます。



 のこり二台ですね(5月13日現在)

2014年5月11日日曜日

AV プリアンプ コントロールアンプ 最新?

自宅ではIntegra(ONKYO)のDHC-80.1をメインのコントロールに使っていましたが、ある晩映画を鑑賞していると、バチという音とともに、センターからバリバリというノイズが出るようになってしまいました。システムを初期化して設定をやり直してみても変化なし。なぜかAACの再生は問題なく。PCMやDolby True-HDの再生にノイズが乗ります。しかも、サラウンドのAuto設定機能でも、センターの調整のときに盛大なノイズが。。

こわれたかな。。

修理してもいいんだけど、保証はすでに切れてるし。新しいヤツ探すかなという状態です。そこで、物色開始したわけですが、メインの2chシステムと接続するとなると、バランスの出力に対応していてほしいのです。その視点でさがすと。。


ONKYO ( Integra )
PR-SC5508
PR-SC5509 

DENON
AVP-A1HD 

Yamaha 
CX-A5000 

Marantz
AV8003 
AV8801

といったところでしょうか?。生産完了のものもありますけど、一応まだ新品で手に入りそうなところでいくと。。自分のシステムにはまだコンポーネント出す機械もあるので、その辺もサポートしていて、ということになると、この辺りだと思います。逆にこれ以外になにかあれば教えてほしい。あと、海外のハイエンドはAACが非対応のものがほとんどなのでなかなか手がだせないですなぁ。。

ちなみに自分のシステムは

 DHC-80.1 --> Ayre KXR --> Ayre MXR 

という感じでKXRのSSPモードをつかってフロントスピーカをMXRで駆動しますので、バランスが欲しいというわけです。 あとははなるべく最新の32bit DACに対応とかですかね。バランス出力と、コンポーネント諦めるなら、

NuForce
AVP-18 

あたりも安くていいですね。 それはさておき、こわれたDHC-80.1のリプレイスなんで、ONKYOだとPR-SC5508が非常に簡単にシステムに入れられますね。発売も同時期なんでね。で、検索してみるとなんとAmazonに4台在庫が!。値段もなんと69990円!。ま型落ちだし、こんなもんなのかもしれないですが、自分としては、Dolby True-HDとかのフォーマットが問題なく再生できれば4Kアプコンとか必要ないと思ってますので、これでいいかと。ポチりましたw あと3台のこってるはず。かなりお買い得だとおもいますので、はっておきますw。




というわけで最新じゃないAVプリを導入することになったわけですが、最近この手のAVプリってほとんど無いですね。まぁ、セパレートで値段が高いってのは売れないんでしょうけどね。やっぱりAVマニアにむけたような機種を作ってもらいたいもんです、SONYなんかはこの手のセパレートAVアンプのフラッグシップつくってもいいと思うけどなぁ。

 ONKYOもセパレートタイプは生産完了になっちゃって、後継機種の話もきかないし。なぜかYamahaがいきなりセパレートだしてきましたが。。 さて、入れ替える前に配線なんとかしよっと。



2014年5月1日木曜日

4K視聴時のクロマのフォーマットについて

このエントリは、自分のシステムの能力を、脳内整理するために書いてますw

VPL-VW1100ESもDMR-BZT9600もHDMI2.0に対応しているのですが、1100ESは18Gbpsのフルレートはサポートせず、10.2Gbpsまでの入力となっています。この辺りで1100ESや500ESの購入を躊躇している方も多いと思います。ですが、実際のところ4K/60p/4:4:4/36bitのフォーマットで見るソースって何でしょう?

映画がメインであれば、4K/24pがほとんどだと思われます。この辺りどんなソースをメインで見るのか考えた方がいいのではないかと思って、いろいろしらべてみました。
panasonicではおすすめの設定として

他社製
4K対応テレビ
(4K60p対応)
オート 2
(工場出荷値:切)
ブルーレイビデオ24p4K24p4:4:424bit
ブルーレイビデオ (MGVC)24p24p4:2:236bit
ブルーレイビデオ / 放送など60i60p4:2:024bit

という設定を公開してます。BZT9600側でHDMIの設定をオート2にしておけば、MGVCのソースなどは4K/24p/4:2:2/36bitで出力されるようですね。36bitの階調表現ですから、かなり滑らかになると思われますし、実際にこの設定で視聴した場合にも同様の感想を持ちました。

うーん、これで十分じゃないかと思う訳ですw。そりゃ最高スペック満たしているに越した事はないですけどね。あと60pの出番といえばやっぱり放送などのソースですね。WOWOWとかで録画したものがこれに相当するかな?でも、そもそもの素材のクロマフォーマットでどうなんでしょう?BDだって本来4:2:0ですもんね。

この辺りを気にするユーザってのは一部なんでしょうけど、ある程度AV機器に通じてて、お金をかけてシステムを組んだひとであれば、やっぱり最高の映像表現で見たくなりますよね。すくなくとも、そのような人が簡単に、その機種で体験できる最高の映像や音を引き出せるようになっててほしいものです。

ちなみにBZT9600は自動的に階調表現を優先して出力を切り替えるモードを搭載しているらしいです。自分はこういうのありがたいと思います。

それにしても今後もいろいろな拡張スペックが出てくるでしょうから、どんどんややこしくなるのでしょうね。

で、何が言いたいのかというと、DVDO Edgeにあるような、入力フォーマットに関する情報を詳細に表示するモードをプロジェクターとか表示機器に搭載してほしいってことです。4K/24pって表示だけじゃ安心できないんでww

なんとかファームアップとかできないですかねぇ。SONYさんw