いまさら、こんな旧機種のレビューの需要があるとは思わないですけど、記録のために。。
amazonからでかい箱でとどきました、PR-SC5508ですが。早速セットアップしてみました。バックパネルもDHC-80.1と全く同じですね。設定項目やリモコンも同じっぽいです。なので、さくさくっと配線も完了。初めての音出しです。
まずは、ファームのアップデートですね。これはONKYOのサポートページから、2010年製品のアップデータのダウンロードができますので。
PR-SC5508のファームウエア
こちらから落としてUSBメモリに展開してコピーします。もちろんEthernetつなげばネットワーク経由でもアップデート可能です。5分程度でアップデートは終わります。DHC-80.1のときの初期ファームは結構不安定でしたので、まずはアップデータがあるならアップデートから始めるといいと思われます。
それから、音響のセットアップですが、PR-SC5508にはAudysseyが採用されていますので、距離、音量、クロスオーバーなどが総合的にセットアップされます。PR-SC5508搭載のモノはDHC-80.1とは少しちがってて、サブウーファーのレベルを先に75dbにあわせたりするフェーズがあります。付属のマイクロフォンを正面のパネルの中のマイクジャックに差し込むと、Audysseyモードになります。スピーカーの数とかも判別されます。
全部で8カ所にマイクを移動させ、測定をします。5.1chでだいたい30分弱はかかりますので、時間がないとできませんね。。3カ所や6カ所の測定でも完了させる事ができるのですが、8カ所やるとやはり空気感やスピーカのつながりが明らかによくなります。なので、8カ所やりましょう。
自分の部屋は少しの定在波があるのか、センターの音量がどうしても小さく設定されてしまいます。視聴位置では音響的な不快感のある響きはないのですがね。。そんなこんなで、結局設定値を自分でいじる事にしましたw。ホワイトノイズをフロントから出して、なるべくセンターと音圧を会わせるような感じに聴感であわせ込みます。リアとのつながりは自動セットアップの設定値そのままで行けました。
視聴テストのソフトは、「GHOST IN THE SHELL ARISE 1」です。この作品は音楽がコーネリアスということもあって、独特のサラウンド感にあふれたサウンドデザインがなされています。積極的にサラウンドスピーカやバックスピーカに音を割り振った感じで、音に包囲されている感じがよく出ています。ちょっとだけ見るつもりが結局最後まで見てしまったw
冒頭の墓地での雨のシーンは、包み込まれるような雨音に感動です。さすがDolby True-HDといったところでしょうか。キャラクターがセンターにいるときの台詞の音圧、右や左のサイドにいる場合の音圧もマニュアルで設定したおかげか、違和感無くつながってます。(せっていをしくじるとセンターだけ台詞が小さくなったりします)
DHC-80.1との音質の差は僅差ですが、PR-SC5508のほうが安定度があるように感じます。シャシーはちがいますので、その辺りの差が出ているのも知れません。音的にはどちらもバーブラウンPCM1795という32bitのタイプのDAチップを使っていますが、非常に鮮度の高い解像度重視の音質ですね。サラウンドの音として全く不満がありません。
最新の音声フォーマットに対応していて、Blu-rayやDVDやデジタル放送などの音声にも完全に対応してます。これが7万きっているのであればかなりお買い得だと思いますし、すでに、2chでオーディオ用のシステムを組んでいる人にも(SSPモードがあれば)お勧めしたいです。あと、BDプレイヤーがHDMI2系統もってて、音声と映像を分けられる機種使っている人なんかも狙いめかも、AVセンターのHDMIに期待しなくていいですからね。ってもうディスコンですけどねw
自分的には32bitのDAチップと、最新の音声フォーマットに対応していればこの世代のものでも最新機種に劣らないと感じます。
のこり二台ですね(5月13日現在)
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