(注意!)自分は普段DLA-HD750で映画見る人なんでVictor寄りの目だと思われますw。
ヒルトンにつくとちょうどいつも対応してくださっている営業さんがセットアップを行っていました。
アポとかなかったんですけど、ほかのお客さんもいなかったので、比較させてもらえることに。
今回は
DLA-X700R vs VPL-VW500ES vs VPL-VW1100ES
と言う感じなのですが。まぁ、1100ESは別格なのかもしれませんが。やっぱり下位の機種との違いがしりたいということで、視聴開始です。かけていただいたのは、パシフィックリムの冒頭部分と、大脱走の4Kリマスターもの、それから007スカイフォールでした。
結果からいうと、VPL-VW1100ESが一番と言う感じなのですが、比較して感じたことは。
- VPL-VW500ES : とにかく明るいピークをガンガンに伸ばしている絵、しかも解像度もかなりのもの。明るい映画を映すとまるで、バックライトがLEDの液晶テレビを見ているかのよう。暗部の諧調はこの3機種のなかではあまり得意じゃないほう。
- DLA-X700R : フィルムライクというか落ち着いた絵。暗部の諧調はダントツ。それもあってかピークはそれほど伸びないが、映画館の絵というイメージを完全に再現できそう。e-shift3で4Kにするわけだけど。それなりに解像度は高い。全体的に雰囲気のある絵作り。
- VPL-VW1100ES : 明るいし暗部の諧調もかなりいけるが、X700Rほどではない。とにかくバランスがいい感じ。とにかく解像度と質感を両立している印象があって。さすがに最高級機種といったところ。図体は大きくて設置には多少気を使いそう。
というのがおおざっぱなところ。
パシフィックリム:
500ESの精細感と明るさで、ほんとうに液晶テレビか?ってくらいの表現、かなりピーキーだけど、これはこれで好きって人も多いと思う。普段大画面液晶テレビとかで映画を見る人はハマルかも。おなじパシフィックリムのシーンでも、X700Rはやっぱり落ち着いた印象。意外に細かい表現もできるがやっぱり暗部の諧調が見もの。背景ぶぶんのくらいオブジェクトなどの輪郭は一番はっきり見えた。冒頭のシーンで印象にのこったのは500ESの書き出す雨粒!ものすごい解像度でした。
大脱走4Kリマスター:
500ESでは輪郭が強調されすぎな印象で、ちょっと作られすぎな画面に見えた。明るいけど古い映画の質感はぜんぜんダメ。調整はできるだろうけどね。X700Rはこのソースにはハマル!。色合いとかふんわりとした質感とか十二分に表現されている。このソフトでプロジェクタを選んだら、確実にX700Rだろうね。
007スカイフォール:
まずはVW1100ESでしたが、十二分に細かい描写でありながらも、シーン独特の空気感がよく表現されていた。色合いもかなり自然に思えた。特に007がスカイフォールに到達する直前の車と007の引いたショットでは、周囲の草木の解像感と、うすーい霧がかかっているシーン特有の柔らかな質感。どれもすごい。。同じシーンをVW500ESだと、解像度はたかいけど、薄もやの表現はほとんど見えなくなるくらいにすっきりとした印象になる。X700Rはさすがに暗部の諧調と質感の表現に優れていて、まさに映画館の絵と言った印象。ただし、解像感はそのほかの2機種には及ばない。
というわけで、連続して短い時間で比較できたので、自分のなかでの評価は大体決まりました。買うならVW1100ESですね。そもそもホームシアターはじめたのもVPL-VW10HTを導入したのが最初でしたので、SONYの明るい絵、パワーのある絵がすきなんでしょうね。ただいまつかっているのがHD750で、これはこれで導入当時は暗部の諧調表現にどきもを抜かれ、それ以後これで映画を見てますので、Victorの優位性もわかります。
ただいえるのは、これから4Kの時代がくるのかこないのかにかかわらず。精細感とコントラスト、諧調表現はいっそう求められるのでしょうね。その点でVW1100ESは現時点の到達点のような絵が出ていると思います。暗部の諧調や質感でいえばもちろんX700Rのほうがいい場合もあります。記憶の中にある映画館の絵がX700Rでは再現されていたように思えます。
というわけで、大雑把ですみませんけど、自分の感じた印象です。ま、いままでVictorでしたし、変えてみるのも良いかなぁとSONYに傾いております。
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