TRANSAVA AVA748 MTK6577 4.7 FWVGA をServersMan SIMで使う
忘れっぽい自分のためのログです。
TRANSAVAというきいt事のない会社のスマフォを手に入れました。台湾の会社みたいですが、いろいろ
スマフォを作ってます。その中にAVA748という機種がありますが、これはGalaxy S3モドキな端末で
プロセッサはMTK6577を使っています。スペックによるとDualCore 1.2Ghzらしいのです。
メモリは
1GB搭載のはずですが/proc/meminfoですと512しか載ってそうにないです。SIMは2枚ささるDual仕様です。
MTK系のプロセッサを搭載したスマフォのご多分に漏れず、こいつもMVNOのSIMは普通に認識しません。
iPhone4Sモドキの時のように、手をいれる必要があります。
まずrootにならないと始まらないので、root化について。
基本的にAVA748はHDC Galaxy S3 i9300あたりと同じハードのようです(いろいろ調べた結果)なので
XDAあたりで、HDC Galaxy S3 i9300系のrootingの話題を調べていくと、一発で行けそうなのがありました。
結果からいえば
http://forum.xda-developers.com/showthread.php?t=1886460
このスレから最新のRoot MANI Androidを落としてADBで端末をつないで、実行するだけです。AVA748を持ってる人
もそうですけど、HDC Galaxy S3 i9300を持ってる人もこれでいけます。
ちなみに、AVA748が手元に来た時のスペックは、Android 4.1でした。JBです。問題なくrootとれました。
MTK6577は比較的最近でたプロセッサなので、スペックも良くなってます。普通に使っているぶんには
問題ないレスポンスです。
#MTK6577搭載のスマフォは安いのがたくさんありますが、このAVA748と似ているスペックのものであれば
#同様の手法でrootになれると思われます(たぶんね)。
さて、ServersMan SIMを認識させるにはframework.odexを入れ替える必要がありますが、これは以前の
エントリに詳しく書いたのでそれを参考にしてもらうとして、特に気をつける部分としては
API Level 16 (JB) にすることと、
baksmaliの実行オプションを下記にすることです。
java -Xmx512m -jar baksmali-1.3.2.jar --api-level 16 -c:core.jar:bouncycastle.jar:ext.jar:framework.jar:android.policy.jar:services.jar:core-junit.jar:secondary_framework.jar -d temp/framework -o temp/lv16 -x temp/framework.odex
/systemパーティションのりマウントはadb remountが効かないので、下記のコマンドでいけます。
mount -o remount,rw /system
あとは同様の作業でいけますね。リブート後アンテナが青に変わるのとHマークを確認できました。
もちろん通信もOKでした。
INTERMISSION
実はroot取るまでにいろいろやってて、一回ファームを飛ばしましたw。文鎮か!と思ったのですが、
Googleを丹念に検索していると、ロシアのサイト等に情報がありそうです。
AVA748で検索しても何も
情報が出て来ませんので、必ず「HDC Galaxy i9300」等のキーワードで探さないとダメです。
ロシア語はGoogle翻訳にほりこめばOKです。
必要なファイル
1. http://ge.tt/40nlxJQ/v/0 (Full ROM for HDC i9300)
--> ICS.V1_3.120921.FWVGA.4P4_COM_EN_SAM.zip
2. http://search.4shared.com/q/1/SP_Flash_Tool_v3.1222.00 (SP Flash Tool)
3. http://www.4shared.com/zip/YXlLFoLm/6577driver_install_3_steps.html (ドライバ類)
はじめにドライバをインストールしますが、まず端末の電源を落としてバッテリを抜いておきます。
次に3のドライバを展開して、The First Stepのフォルダにあるmsiをインストールします。
次に、Second StepのClick Install Driver.exeを実行してSuccessすれば準備OK。です。
その後、電池を抜いた状態の端末をUSBケーブルでPCに接続します。するとドライバのインストールが始まる
はずです。インストールがおわって静かになったら、ケーブルを抜いておきます。
ファームのzipを適当な場所で展開します。
SP Flash Toolを適当な場所で展開します。
Flash_tool.exeを実行してScatter-loadingボタンをクリックしてscatterファイルを指定します。
ファイルはファームを展開したディレクトリ以下にある
MT6577_Android_scatter_emmc.txt
を指定します。するとリストが現れます。基本的にチェックがついてる部分を更新できます。ファームを飛ばした
要な場合は、Firmware Upgradeボタンを選択すればOKです。
端末に電池をいれて、電源は入れずにそのままの状態にしておきます。
アップグレードボタンをクリックすると待機状態になりますので、その状態で端末をUSBケーブルで接続します。
すると、赤いプログレスバーの後に紫とかブルーとか黄色のプログレスバーが表示され、最後に○が書かれた
ダイアログがでればファームアップ完了です。
#この時、初回だけドライバのインストールを求められますので、その時にはドライバZIPのなかにあるMTPの
#フォルダを指定してインストールします。
端末の電池を一旦抜いて、再度装着し、電源を入れます。
これで初期状態になったはずです。
ClockworkMod等を導入するには上記の手順のときに「RECOVERY」だけチェックを入れた状態で
Downloadボタンをおすことでリカバリだけ書き換えられます。
#コイツ用のCWM発見できてないんですけどね。。
これで戻ったように見えますが、IMEIとかか飛んじゃってます。IMEIは電池をはずすと、ボディ側に
記載がありますので、メモって置きます。
IMEIの書き換えはrootが必要なので、はじめの手順でrootをとって、それから作業します。
http://chinamobiles.org/showthread.php?28457-IMEI-wiederherstellen-Komplettpaket-%28MT6516%29
上記の掲示板のスレから
IMEI MT6516 Wiederherstellen.zip
をダウンロードして、展開します。IMEI Generator.batを実行すると2つのIMEIを聞いてきますので
それをさっきメモったIMEIを指定します。するとカレントに
MP0B_001
というファイルが生成されますので、adb pushで端末に持って行っておきます。
adb push MP0B_001 /sdcard/
adb shell
su
cd /data/nvram/md/NVRAM/NVD_IMEI
busybox cp /sdcard/MP0B_001 .
busybox chmod 664 ./MP0B_001
reboot
という感じでIMEIが戻ったはずです。パーミッションはちゃんと指定しましょう。
INTERMISSION END
というわけで、またレアな端末いじりましたけど、MTK65**あたりの機種には結構使える手段じゃないかと
思われます。見たこと無い端末をいじる場合は、プロダクトの写真とかスペックとかをみて似てる端末を
探して、その端末での手法が適用できるか考えるといいかも。特に今回のAVA748の場合はHDC Galaxy S3 i9300と
瓜二つだったので、ほぼ確信をもって作業しました。
#画面サイズの違うファームも焼けました。ですが、砂の嵐みたいな画面が出て使えませんでした、
#また日付の異なるファームを焼いた時は、タッチパネルが狂って、全然思う場所がタッチできなかったり。。
#しかし、つかえないながらも起動しちゃうあたりがMTKシリーズって感じですかね。
上記の手法で文鎮になっても自分は責任とりませんので、よろしく!