久しぶりの投稿。最近仕事が忙しく趣味の方がおろそかだったのですが、多少落ち着いてきた感じがあるので、以前から興味のあったMusic Server系のネタをひとつ。
Roonって聞いたことない人も多いと思いますが、まぁiTunesみたいな感じのMusic Playerソフトです。それだけだと「あっそ」って感じなのですが、Roonは単にデジタルで保存されているファイルを聞くだけのプレイヤーではなく、NASなどのファイルサーバ、AirPlayの機器、Roon対応再生機器を完全に管理できるシステムで、自由度はiTunesの非じゃないです。
まずUIがイケてる。日本語とかは対応してないので、その辺苦手な人にはアレかもしれませんが、日本語化されたとしても英語モードで使うでしょうね。↑のは自分のライブラリですが、DarkのUIでいい感じになってます。Roonはライブラリを自動的にスキャンして、その情報からさまざまなメタデータを生成してくれます。ふつうのプレイヤーは自分でつけたTAG以外に情報が表示されないことが多いですが、Roonではかなりの部分まで自動的にやってくれます。
Roonを使うには最低PC/Macがあればよく、Roonのアプリを起動することでライブラリを認識して表示しれくれます。ただRoonのいいところは、ネットワークを経由して音楽の再生指示を別のプレイヤーやDACに出したりできるところで、AirPlayをさらに便利にした感じがあります。あ、AirPlayのAirMac Expressなども再生機器に選択することができます。
最近海外のハイエンドオーディオメーカーを含めて、さまざまな企業がRoonと提携して、ネットワークプレイヤーを出しています。その辺の数の多さも魅力の一つです。その辺はRoonlabsのHP見てもらうとして。
Roonのインストール |
今回自分がやる気になったのが、再生機器としてRaspberryPI 3-B+HifiBerry Digi+ Proをつかって、自分のオーディオシステムと連携させることでした。じつはウチのAVプリは今年中にRoon対応するらしいので(プレイヤーになる)それまでのつなぎでラズパイオーディオやってみたわけです。Roonのサーバとして、デスクトップPCではなく、専用のサーバを構築して、自宅では常にそのサーバが起動している状態にしました。専用サーバはIntel のNUCで十分に行けます。
そしたら、これがなんとも快適!。
Intel NUC7i5BNH --- HifiBerry Digi+ Pro --- AV Preamp --- Speaker
これが音楽データの流れです。これをPC/Mac/AndroidなどのRoonアプリから再生指示を出せます。Roonアプリは再生に使うDAC/Playerなどが複数ネットワーク上にある場合は、すべてリストアップされますので、メインのPC以外にMacやAndroid携帯などをもっていても、それらの機器に直接音楽を出力するだけでなく、別の機器に対しての再生指示も自由に可能です。
これがその一例ですが、Intel NUCのサーバからHifiBerryに再生指示が出たときのパスを表示したUIです。紫の星マークがそれぞれにありますが、これはビットパーフェクトのロスレスでデータが通過していることを示しています。再生機器によってはこれが緑などになって、ダウンサンプリングされていることがわかります。
RoonのようなネットワークプレイヤーにおいてはDLNAやOpenHomeなどがこれまでは一般的でした。Roonは独自プロトコルを実装することで、超高速な操作レスポンスを実現してます。まぁ、この1点においてもDLNAベースのプロトコルなどにくらべてアドバンテージがある気がします。(OpenHome機器つかったことないですがw)とにかくサクサク。
というわけで、LINNのDSやLUMINなどのハイエンドの機器だけでなくMusicServer/Playerの世界はどんどん新しい状況がうまれてきてて、Roonはその中でももっとも注目されるものかと思ってます。ハイエンドの機器を買って単純に組み合わせて、良い音がするのは普通ですよね?RoonはRaspberryPIからハイエンドオーディオメーカのネットワークプレイヤーまで全く同じにサポートしてくれます。公式のforumが活発なのもいいところ!
次回は、NUCに入れたRoonサーバの構築と、Hifiberryのセットアップについて書く予定。
Roonやってみたいという人はTwitterでも、このblogでも質問くれれば、わかる範囲で(w)こたえたいと思います。
ではまた。
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